2013年3月12日火曜日

統合失調症の経過


統合失調症の状態は一定じゃないんですね。
さまざまな経過をたどって回復してくのです。

その経過は主に3つ

「急性期」

「消耗気」

「回復期」


「急性期」

人を疑ったり、眠れない、幻覚、幻聴、妄想などまわりからみてもあきらかにおかしい行動をとったりします。
症状がものすごい悪化しているので、不安、恐怖、余裕がないといった感じがみられます。
コミュニケーションもちぐはくで、判断力なども低下します。
この時期必要なのは薬物療法と安静です。
このような治療を続ければしだいに病状は安静していきます。


「消耗期」

急性期でエネルギーを使い果たし非常に疲れきった状態です。
この時期には死にたいといったような気分もでてきます。
行動範囲もすごい狭まります。たとえば家のなかにじっとしているといったような事です。
とても疲れやすく、集中力も記憶力も低下します。
しかしたくさん寝ることでエネルギーは回復していきます。
エネルギーがさがっているため、まるで幼児のような行動をとったりしますがエネルギーが増えるとそれはなくなっていきます。

「回復期」

消耗期をへて、しだいに社会にむけて関心がでてきます。
テレビをみたり新聞や漫画、小説などもみれるようになります。
しかし急性期の状態が残っている場合もありますが、それもだんだんとなくなっていきます。
長時間かかる場合もありますが、少しずつやれる事が確実にふえてきます。
そうすれば、また生きる気力がでてきて普段の自分にもどることも可能になるのではないかと自分はかんがえています。
回復期は「努力」や「頑張り」などではなくて、「ゆとり」や「安心感」が必要なようです。
むりにあせったりすると再発の原因にもなりかねません。だから病気の治療は確実になおると決心おもってあせらず、ゆっくりとやっていくのがいいでしょう。

ワイパックス

□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆

今までの経緯を思い返してみるとなるほど、ワイパックスさんにも当てはまる。
最近読書家のワイパックスさんは現在回復期ですね。
どの状態にいるかで改善に向かっているかどうかがなんとなーくわかる気がします。
とにかく無理せずその人のペースで治療しないといけないんですね。

エム

0 件のコメント:

コメントを投稿