統合失調症の主な症状「妄想」
妄想とは客観的に見てありえないことを事実だと信じる事です。妄想の出現パターンは統合失調症の人によってさまざまです。
一種類の妄想しかでないひともいれば、何種類も同時に出現する人もいます。
現れる段階は主に3つで、妄想着想(妄想を思いつくこと)、妄想気分(世界が全体的に不吉であったり悪意に満ちているなどと感じること)、妄想知覚(知覚入力を、自らの妄想に合わせた文脈で認知すること)があります。

妄想の内容は主に4つに分類され今回はそのひとつを紹介したいとおもいます。
○自己に関係づけ、被害的に考えるもの
関係妄想
他人の身振りや言葉を自分に関係づけて考えるもので、「噂されている」、「テレビで私の批判をしている」など被害的な内容のものが多い。最も多くみられる妄想である。注察妄想
見張られている、他人から注目されていると思うもの。被害妄想
他人などから被害を受けていると思うもので、「殺される」、「特殊な装置で自分を苛める」などと訴えられ、統合失調症に最も多い。追跡妄想
何者かに後をつけられている、追われると考えるもので、被害妄想とほぼ同義である。被毒妄想
食物や薬に毒が入っているというもので、幻嗅、幻味と結びつくことが多い。影響妄想
他に影響されると感ずるもの。ラジオやテレビの電波によって影響を受けると感じるのは物理的影響妄想で、体感幻覚と結びつくことが多い。嫉妬妄想
夫や妻に愛人ができたと信じるもの。
ワイパックス
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文中のイラストにあるような人を実際に見たことがあります。
普通の人から見ると明らかにおかしいですが、本人からすると恐ろしいことなんでしょうね。
他にも野良猫を敵対視して追いかけている人や、離れた所で話している人たちを見て「自分の悪口を言っている」と思い込んでいる人など、本当に色んな妄想をしている人を見たことがあります。
エム
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